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環境用語集

小形風力発電【こがたふうりょくはつでん】

小形風力発電システムは、機種としては、『小形風車』と呼び、小形風力発電機・タワー・基礎・ケーブル・制御回路(整流回路)・パワーコンディショナ・ブレーカ・取扱説明書を含めた発電設備としての総称である。なお、小形風車本体は、 ロータの受風面積が200平米未満のものが対象となる。

また、風力発電所のうち、一般的に出力が20kW未満の出力のものをいう。20kW未満を小形風力発電と呼ぶのは、固定価格買取制度の買取金額の境界線が、20kWにあるためである。

固定価格買取制度 風力発電の買取価格

20kW未満の小形風力発電は、固定価格買取制度の調達価格が55円、調達期間が20年であり、再生可能エネルギーの中で最も高い調達価格となっている。(2016年度実績)

固定価格買収制度 時威力発電の買収価格

※建設及び運転保守のいずれの場合にも船舶等によるアクセスを必要とするもの。

小形風車の認証

日本海事協会のClassNKという、2013年5月、公益財団法人 日本適合性認定協会に風力発電製品認証機関(小形風車の型式認証)として認定された認証制度により、小形風車の認証をおこなっている。ClassNKでは、出力20kW未満の小形風車について、国際・国内基準(JSWTA国内業界規格、IEC、JIS等)の要求事項(性能及び安全性)への適合性を評価する型式認証を行う。2016年6月9日現在、認証機種は14機種。

風車認証登録簿

風車認証登録簿
(※画像クリックで拡大)

小形風力発電の種類

風力発電にはさまざまな種類の風車がある。

プロペラ型風車

3枚の羽根が、風を受けその力で回る構造で、実用されている風力発電の中で一般的がこのプロペラ型。プロペラ型は、発電効率が良く大型化が可能なので、大きな電力の発電も可能。長所として、発電効率が良いが、短所としては、強風時には、騒音がうるさいことと、ブレードでけがをする危険性があること等が、あげられる。

サボニウス型風車

発電効率は高くはないが、設置場所を選ばず、強風時の音も静かなため、街中などに設置するには適している。その他の長所としては、弱風でも発電が可能という特長を持つ。 

ダリウス型風車

縦に曲がって伸びた羽が風を受けて回る風車。このダリウス型は建設するためのコストが低く、さらに風の向きを選ばず、強風の時でも騒音をあまり出さずに回るので都市部などでの発電に向いている。

オランダ型風車

昔からヨーロッパを始めとして粉引き、揚げ水などに利用されてきた風車。

ジャイロミル形(直線翼垂直軸)風車

風の流れに対してローターの回転軸が垂直な風車のこと

ほかにも、複数の種類がある。

『小型』と『小形』表記上の注意

『大型』に対する『小型』ということで、『小型風力発電』と記載される場合もあるが、経済産業省・日本海事協会・小形風力発電協会は、『小形』を用いている。これは、JIS C 1400-0:2005(風力発電システム−第0 部:風力発電用語)における用語に基づいていることからきている。

【参考】
日本小形風力発電協会 - 日本小形風力発電協会
経済産業省 - 固定価格買取制度について
classNK - ClassNKについて
「都市部で小形風力発電」への挑戦 神奈川県、今年も提案を公募(2016/6/1)

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