トヨタ自動車は、電池原料のより効率的な活用を目指し、ハイブリッド車(HV)用の使用済みニッケル水素電池を再利用する定置型蓄電システムを使用した、エネルギーマネジメントシステムを4月から全国のトヨタ車両販売店向けに販売すると発表した。販売店に本システムを導入することで、店舗あたりのエネルギー使用量・料金の削減を実現するとともに、電力のバックアップを可能とすることで災害時などにも備える。
今回、定置型蓄電システムに加え、BEMS(ビルエネルギー管理システム)・ソーラーカーポート・太陽光発電・LED照明・省エネ空調などを組合せ、電力の消費・蓄電・放電を最適にコントロールし、効率化できる総合的なエネルギーマネジメントシステムとして販売する。なお、本システムの販売は、トヨタのエネルギー事業会社であるトヨタタービンアンドシステム(愛知県豊田市)を通じて行う。
全文は無料会員にログインしてお読みいただけます。
残り 52 %