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九州電力、種子島などの離島で接続申込みの回答再開 説明会も開催

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九州電力、種子島などの離島で接続申込みの回答再開 説明会も開催

九州電力は、再エネ発電設備の新規接続契約申込みの回答を保留している、種子島や壱岐などの離島で、出力制御の新ルール・指定ルール等に基づき回答を再開する。同社は7日、9離島の接続可能量の算定結果および今後の対応について、取りまとめ公表した。事業者を対象とした今後の対応に関する説明会を開催する。

新ルールまたは指定ルールの対象となる場合は、出力制御システムの導入を約束することが前提となる。また、50kW以上の太陽光風力設備の接続においては、出力変動が系統周波数面に与える影響が大きいことから、出力変動の調整のための対策(蓄電池設置など)について別途協議する。

また、受付済み量が、接続可能量(今回公表値)を超過している5離島(壱岐、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島)については、今春出力制御を実施した種子島同様、今秋以降に再エネの出力制御を実施する可能性がある。また、その他の離島についても、今後、再エネの導入が進んだ場合、出力制御が必要となる可能性があるとして、理解と協力を求めている。

これまでの経緯

九州電力管内では、離島においても、太陽光を中心とした再生可能エネルギーの導入が急速に進んでいる。

これに伴い、2014年7月25日に、再エネの受付済み量(接続済量と接続申込量の合計)が接続可能量(目安)を超過した6離島(壱岐、対馬、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島)において、接続申込みへの回答を保留した。

また残りの3離島(喜界島、奄美大島、甑島)についても、2014年11月27日に接続可能量(目安)を公表するとともに、2015年1月29日に、喜界島について、接続申込みへの回答を保留した。

同社では、回答保留以降、国において整理された九州本土における再エネの接続可能量の算出方法に基づき、系統に接続済みの再エネ等の出力状況及び電力需要のデータ収集・分析などを踏まえ、接続可能量の精査を行ってきた。これを踏まえて、今回9離島(壱岐、対馬、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島、奄美大島、甑島)の再エネ発電設備に対する接続可能量の算定結果・今後の対応について、取りまとめた。

回答保留中および今後の再エネの新規接続契約申込みに対する取扱いは下記の通り。

太陽光

(1)受付済み量が、接続可能量を超過した離島(5島)
(壱岐、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島)

  • 回答保留(2014年7月26日)以降の申込みについては、指定ルールに基づき回答を再開(無制限・無補償での出力制御)

(2)受付済み量が、接続可能量を超過していない離島(4島)
(対馬、喜界島、奄美大島、甑島)

  • 省令改正前(2015年1月25日)までの申込みについては、旧ルールに基づき回答を再開(年間30日までの無補償での出力制御)
  • 省令改正後(2016年1月26日)からの申込みについては、新ルールに基づき回答を再開(年間360時間までの無補償での出力制御)
  • なお、接続可能量超過以降は、指定ルールに基づき回答(無制限・無補償での出力制御)

風力

回答保留以降の申込みについては、省令改正前の申込分は旧ルール、省令改正後の申込分は新ルールに基づき回答を再開。但し、受入れ余力がない場合は、接続条件について個別に協議する。

バイオマス・地熱・水力

回答保留以降の申込みについては、原則受入れる。なお、バイオマスについては、必要時の出力制御を前提※に受入れる。但し、受入れ余力がない場合は、接続条件について個別に協議する。

※稼働率が高く、かつ、燃料の貯蔵が困難等の技術的制約等により、出力制御を求めることが適当でない場合を除く。

適応ルール

  • 旧ルール
    定格出力500kW以上の太陽光・風力を対象に、年間30日までの無補償での出力制御
  • 新ルール
    太陽光は年間360時間、定格出力20kW以上の風力は年間720時間までの無補償での出力制御
  • 指定ルール
    無制限・無補償での出力制御

新ルールまたは指定ルールの対象となる場合、出力制御システムの導入を約束することを前提に、同社の出力制御の求めに応じることが可能な事業者については、個別に協議する。

但し、出力制御の対応が困難な事業者については、出力制御システムの整備まで接続は待ってもらうこととなる。奄美大島については、接続可能量に比較的余裕があるため、当面の間、出力制御システムの導入を約束してもらうことを前提に接続協議を行う。

なお、50kW以上の太陽光・風力設備の接続においては、出力変動が系統周波数面に与える影響が大きいことから、ここに示す接続可能量とは別に、出力変動の調整のための対策(蓄電池設置など)について、別途協議する。


制御時間も発表、種子島は730時間

また、時間単位の出力制御を行った場合の指定ルール事業者については、回答を再開する5離島について、出力制御の見通しを公表した。

時間単位のきめ細やかな出力制御(一律制御)を前提にした指定ルール事業者の制御量は、実績ベース方式では、太陽光の受付済み量に接続可能量の10%を追加をしたケースで、種子島が制御時間730時間、制御率38%、与論島が制御時間74時間、制御率3%となっている。

なお、実際の運用では、制御量は、電力需要や電源の稼働状況などによっても変動するため、実際の出力制御時間等がこの値に収まることを保証するものではないとしている。

再エネ発電設備の連系に関する説明会の日程

壱岐で9月14日(月)、対馬で9月15日(火)、喜界島で9月15日(火)、与論島で9月16日(水)、種子島で9月17日(木)、沖永良部島で9月18日(金)、徳之島で9月25日(金)に開催する。再生可能エネルギーの導入状況、連系可能な対策等について説明する。当日の参加が難し場合は、資料を確認し、事前に質問等を受け付ける。

【参考】
九州電力 - 離島の再エネ発電設備に対する接続可能量算定結果及び接続申込みの回答再開

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