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99%のCO2削減を可能にする「電化ファクトリー」

パスタ製造工程のオール電化でCO2 99%削減を達成

環境ビジネス編集部

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パスタ製造工程のオール電化でCO2 99%削減を達成

工場内は蒸気がなく快適

工場内は蒸気がなく快適。オール電化のため従業員4名で月50万食がまかなえる

フクヤマパスタージャ日立工場はオール電化のパスタ工場だ。蒸気を使い、巨大な釜で麺をゆでる従来の食品工場の方式を一転。IHによる微妙な加熱のコントロールで、でんぷんを壊さない臨界水分率61.8%のパスタを生み出した。工場は月に50万食生産できる能力を備えながら非常にコンパクトかつ快適な環境。これまでの食品業界の常識を覆した工場の出現に、次世代工場の姿が見えてきた。

IHを製造工程に導入し、食品業界の常識を破る

フクヤマパスタージャの親会社であるフクヤマ食品が20年かけて研究してきたのは、製造過程ででんぷんを壊さない臨界水分率61.8%のパスタ「パスタージャ」だ。このパスタージャの製造には微妙な温度調節を必要とするため、湯で乾麺をゆでる従来の方式で作ろうとすると、設備にこれまでの1.5倍の面積が必要で、さらに麺を最適な状態でゆでるための職人技的なオぺレーションが必要だった。「10トンの水を同じ温度に保つことは、とても難しい。どうしても熱のムラが出てきてしまい、同じ品質が保てませんでした」とパスタージャのレシピを2ヵ月間ラボにこもって作り上げたフクヤマ食品開発室の樺山麗子氏はその苦労を語る。

その後数年かけて蒸気を使った方式で商品化できるレベルのパスタージャを作ることに成功したが、「コスト的に、とてもビジネスにはならなかった」とフクヤマ食品社長の福山照康氏は言う。

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