サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルへの転換

なぜCE化に向けた動きが生じているのか(3)機関投資家の視点を読み解く

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前回まで2回にわたり、資源制約要因、気候変動要因政策的要因、そして技術的要因といった4つのマクロ視点から、CE化が進む要因について概説をしてきた。今回は、社会的要因として、(1)投資家、(2)企業、そして(3)消費者のそれぞれにおいてどのような行動変容が生じつつあるのか、その変化のトレンドについて3つの視点から紹介する。

1.投資家の投資行動の変容

投資家、特に機関投資家を中心として投資行動が大きく変化している。これまでの財務的利益だけを追求するスタイルから、ステークホルダー全体に対する価値の創出という観点で投資先の評価を行う方向へと変わりつつある。更に評価を行うだけではなく、株主として投資先に対して働きかけを行うといった動きも生じつつある。

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