2016年4月1日以降、電気の小売業への参入が全面自由化され、消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになった。それに伴い、ピーク時の電力消費を抑え、電力の安定供給を図るディマンドレスポンスの仕組みはどのように変化したのか? 2024年度からの「容量市場」の導入は、電力小売事業者にどのような影響を及ぼすのか? 再エネ電力事業の最前線で立上げ・運営をリードした小嶋 祐輔氏がポイントを解説する。(連載第8回)
ディマンドレスポンス(DR)のこれまで
2016年4月1日以降、電力小売業への参入が全面自由化され、家庭やオフィスも含むすべての電力利用者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになった。