仕事が楽しければ、人生は楽しい。そして人生を充実させれば、仕事も充実する。何かを始めるには、人生でもっとも若い「今日」やるのが一番だ。
サラリーマン時代に営業成績トップと管理職、そして勤務先の倒産を経た起業家が、その経験から培ったビジネス哲学を余すところなく述べる実践的ビジネスコラム。前回までの記事はこちら。
※本記事は書籍『AMBITIONFIRST やりたいことから始めよう』から抜粋し、連載用に整えたコラムです。

「売る」のではなく「買っていただく」
私は営業職として仕事をしてきたのちに管理職を経て起業しました。その間で出会った考え方があります。おそらくビジネスで最も大切なものの見方・考え方です。
それは、今振り返れば社会に出た22 歳から10 年ほど経過するまで、本当の意味では理解できていなかったことです。しかし一度その考え方に気づくと、仕事のやり方が大きく変わります。今の会社経営はこの考えが根本にあるビジネスモデルで、現時点までは成功しています。それが「売るのではなく買っていただく」です。
企業に入社して仕事をしていると、商品を「売る」ことを命じられる。営業職なら月の目標があり、その数字を追う日々。営業ではない部門でも、多少なりとも「売る」という行為を前提に業務が割り振られています。自営業者や起業して間もない人なら、なおさら早く売上が欲しいから売りたい。それは営業として、起業家としての経験上よくわかる感情です。
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