仕事が楽しければ、人生は楽しい。そして人生を充実させれば、仕事も充実する。何かを始めるには、人生でもっとも若い「今日」やるのが一番だ。
サラリーマン時代に営業成績トップと管理職、そして勤務先の倒産を経た起業家が、その経験から培ったビジネス哲学を余すところなく述べる実践的ビジネスコラム。
※本記事は書籍『AMBITIONFIRST やりたいことから始めよう』から抜粋し、連載用に整えたコラムです。
外でも通用する人間になってほしい
「他社で飯が食える人材になれ!」
これは私が経営している会社で社員に伝えていることです。そもそもこの言葉は、私が新入社員として入社した会社で言われていました。私もこの言葉を言われながら20代の時に鍛えられました。
実際に私が見てきた方々の中にも、社内では通用してもその会社から離れると高いパフォーマンスを発揮できない方は多くいました。また、ある程度の実績をひっさげて中途採用として入社してきた人が、思ったような働きぶりではなかったこともあります。
こんなことは社会ではざら。会社の看板や会社の仕組みの枠内で仕事ができていただけなのに、全て自分の実力だと錯覚してしまっているのです。本人の力だけでは、外で飯が食えるほどではなかったということ。だからこそ私は社員に「他社で飯が食える人材になれ」と常々伝えています。
「人こそ宝」の意味
商品の差別化以上に人の差別化は会社の力です。人こそ会社の宝。まず「会社とは何?」と聞かれてはっきり答えられる人はあまりいません。よく考えたらわかることですが、会社には実体がありません。あるのは人が集団になっている組織だけ。実は会社とは、突き詰めればただの人の集まりの総称です。その集団(時に一人もあるが)を世の中の人が会社と呼んでいる。登記されている書類や建物が会社ではありません。
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