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最終更新日:2017年12月14日

託送料金

環境ビジネス編集部
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託送料金とは

電気とガスの託送料金がある。電気の託送料金は、小売電気事業者が、需要家に電気を供給するために、大手電力会社(一般送配電事業者)の送配電網を利用する際に支払う料金をいう。ガスの託送料金は、ガス小売事業者が、需要家にガスを供給するために、大手都市ガス会社のガス導管網を利用する際に支払う料金をいう。

託送料金をもとに、小売電気事業者は電気料金を、ガス小売事業者はガス料金を決めている。このため、2016年4月の電力小売りの全面自由化と、2017年4月の都市ガス小売りの全面自由化では、新規参入業者の電気・ガス料金や事業に影響を与える、託送料金に大きな関心が寄せられた。

例えば、小売電気事業者が需要家に請求する電気料金は、発電事業者に支払う費用(発電料)、送配電事業者に支払う費用(託送料金)、営業費(社内コスト)、利潤で構成されている。資源エネルギー庁によると、託送料金は家庭向け電気料金の30~40%程度を占めている。

託送料金の認可手続き

電気を例にあげると、託送料金は、送変配電関連コストを、特別高圧、高圧、低圧の需要別の費用に配分し、各需要別の託送料金を算定している。大手電力会社・大手都市ガス会社は、経済産業省に託送料金などの供給条件を定めた「託送供給約款」の認可申請を行い、経済産業省がこれを認可して託送料金が決定する。

経済産業省は2016年11月、都市ガス小売りの全面自由化に向けて、東京ガスや大阪ガスなど大手ガス会社5社が提出した、託送供給約款の認可申請内容を修正するよう指示した。最大限の経営効率化を踏まえた原価算定に基づき、4社に対しては、申請した託送料金を圧縮するよう求めた。その後、ガス会社からこの指示を踏まえた補正書の提出を受け、指示どおり修正が行われていることが確認し、認可している。

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環境ビジネスは、温暖化防止のための世界で初めての国際協定である京都議定書が1997年に採択されたことを受けて、その翌年創刊しました。当時、『21世紀は、環境の世紀』といわれ、私たちは、新たな時代の到来はもちろんのこと、新たな産業の息吹を感じ、環境に関するビジネスに役立つメディアを出版することになりました。ウェブマガジン「環境ビジネスオンライン」では、環境業界の注目ニュース・最新トレンド・政策・企業情報解説記事など、実務に役立つ情報・サービスを提供しており、多くの実務層の方々にご参照いただいています。

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