2015年4月1日から改正フロン法が施行される。この改正により「フロン回収破壊法」は「フロン排出抑制法」へと通称が改められ、規制強化が進められる。今回はフロン法改正の前段としてオゾン層破壊のメカニズムとフロン類についてまとめる。
フロンとは日本での通称であり、正しくはフルオロカーボンという。フロンは1928年にアメリカで作られた人口の化学物質である。不燃性で毒性も無く、非常に科学的に安定しており、当初は「夢の化学物質」として、エアコン等の冷媒や、溶剤、電子部品の洗浄など幅広く使われた。しかし、1970年代頃からオゾン層への影響が問題視され、1985年のウィーン条約、1987年のモントリオール議定書により世界的に全廃することが決められた。
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