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2015年に開催された準備会合(ADP)の概要と『パリ合意』への道―

COP21:世紀の『パリ協定』合意までの交渉の道のり(その8)

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COP21について、日本政府代表団の交渉官として参加した島田 久仁彦氏に、会議で決定された項目の解説や緊迫した交渉の現場を語ってもらう人気コラムの第8回目。前回、COP21最大の"イシュー"であったインドの「知的財産権をめぐる主張」について、合意形成に至るまでの過程について紹介した。最終回となる今回は、パリ合意における総括と島田氏自らの意見を述べてもらった。

あくまでも私見だが、パリ合意に至るにあたり、カギになったと考えられるいくつかのイシューについて述べてみたい。一つは、COP21に先立つ閣僚級準備会合(※1)の場で、各国のINDC:Intended Nationally Determined Contributions(各国が自主的に決定する約束草案/排出削減計画)および目標の見直しを5年ごとに行うという政治的な合意ができていたことがあるだろう。

(※1)2015年11月初旬に開催された。

(※全文:2,482文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦(しまだ・くにひこ)

環境省参与

国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。著書に『交渉プロフェッショナル:国際調停の修羅場から』(NHK出版)などがある。

これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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