2015年に開催された準備会合(ADP)の概要と『パリ合意』への道―

COP21:パリ合意への道筋

  • 印刷
  • 共有

今月30日から開催されるCOP21。全ての国に適用される2020年以降の国際的な法的枠組みを決定するとあり、世界中が注目している。その準備会議に日本政府代表団の交渉官として交渉に参加した島田 久仁彦氏に、準備会議から本会に至る交渉の困難や現場の緊張感、COP21に向けての期待などについてご寄稿いただいた。

10月19日から23日にかけてドイツ・ボンで、今年4回目となる準備会合(ADP2-11)が開催され、私も日本政府代表団の交渉官として交渉に参加した。ADPとは、2011年末に南アフリカ・ダーバンで開催された第17回気候変動枠組条約締約国会議(COP17)での決定を受け設置されたもので、その内訳は、『2015年に採択される予定の、全ての国に適用される2020年以降の新しい法的枠組み(以下「2015年合意」という。)(ワークストリーム1)』及び『2020年までの緩和の野心の向上(ワークストリーム2)』について議論を行う交渉トラックである。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事