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投資回収5年目標でCO2を削減 日東電工・豊橋事業所の事例

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工場における設備投資の回収期間はきわめて重要なファクターだ。それはCO2削減、省エネルギーの案件でも同じである。

日東電工 豊橋事業所

日東電工 豊橋事業所

日東電工の豊橋事業所(愛知県豊橋市)はエレクトロニクスなどに使用する粘着テープの主力工場である。CO2削減などの環境対策については、設備投資における目標を掲げている。

「環境対策と経済性を両立させなくてはいけない。そのために投資回収が5年以内でできる案件を徹底してやりつくす」。そう語るのは生産技術部設備保全グループの宮崎晴久課長だ。こうした観点から、様々な取組みを進めてきた。

大量の有機溶剤使用、脱臭炉で工夫

豊橋事業所の特徴は大量の有機溶剤(VOC)を使用する工場であることだ。粘着テープには、粘着剤を作る、それをフィルムに塗工機で塗る。粘着剤を塗ったフィルムをオーブンで乾燥させる、などのプロセスがある。粘着剤には大量の溶剤を使う。それが屋外に拡散するのを防ぐため、豊橋事業所は1970年代から対策に取り組んできた。

方法は再利用と燃焼である。塗工機などから揮発した溶剤は吸着回収され、純度を高めて再利用する。その量は月間で1000トンにもなる。再利用できない溶剤は当初、直接燃焼式脱臭炉を使った。溶剤を燃やすのだ。発生した熱は蒸気として乾燥用オーブンの熱源に利用する。一見ムダがないような使い方だが、問題があった。

「助熱バーナーで重油燃やしていたため、CO2を大量に排出する」(環境安全部・岡井朗主任技師)

(※全文:2,185文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

武末 髙裕(たけすえ・たかひろ)
技術ジャーナリスト。とくに、企業における環境技術経営の体系化を推進している。著書に『新・環境技術で生き残る1000企業』『ロングセラー技術のつくり方』(ウェッジ社)など多数。
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