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工場廃水に宝の山あり カルビー・新宇都宮工場

武末 髙裕

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CO2の排出量は減らさなければならない。しかし生産ラインの改変は慎重にしたい。品質を左右するかもしれない、リスクがあるからだ。これが多くのメーカーの認識である。
その中で、どのような対処の方法があるのか。

ポテトチップスの製造ライン

ポテトチップスの製造ライン

カルビーの新宇都宮工場(栃木県宇都宮市)では、その最初の解を廃水に見出したといってもいい。工場から出る廃水の熱を回収し、ヒートポンプと組み合わせることでCO2削減を実現したのである。食品工場としては初の試みだった。新宇都宮工場の保全課設備保全チーム、阿部渡氏が言った。

「とにかく早く成果をあげなければいけなかった。探したら、いままで気がつかなかった宝の山が工場廃水の中にあったわけです」

カルビーには14の工場があるが、新宇都宮工場はもっとも規模が大きく生産額は全社の18%を占めている。主力商品はポテトチップスである。1年間に使用する国産ジャガイモは約3万トン。これを洗浄するなどした工場廃水は1日約1200トンある。その廃水熱を使ったのである。

排水の熱をヒートポンプで回収

なぜ廃水に熱があるのか。その理由は廃水の浄化方法にある。

(※全文:2,405文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

武末 髙裕(たけすえ・たかひろ)
技術ジャーナリスト。とくに、企業における環境技術経営の体系化を推進している。著書に『新・環境技術で生き残る1000企業』『ロングセラー技術のつくり方』(ウェッジ社)など多数。
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