廃棄物処理法を遵守したいと考えても、実務的には法令の定めの通りに対応できない状況が生まれている。今回は、紙マニフェストの交付を例に挙げる。
法令は、排出事業者が処理業者に委託する産業廃棄物の引き渡しの場に立ち会うことを義務とはしていない。しかし、紙マニフェストを交付する場合、排出事業者が交付することと、引渡と同時に交付することが、それぞれ定められていることから、マニフェストの交付のために立ち会いをしなければならないと考えられる。しかし、実務的には、産業廃棄物の引き渡しの場に必ず立会いをすることは困難な場合もある。
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