ペロブスカイト太陽電池の早期社会実装化に向け、スピード感を持って技術開発体制を強化することが求められる。技術の開発だけでなく、ターゲット市場の明確化などケアすべき課題には何があるだろうか。資源総合システム 企画部 部長 首席研究員の貝塚 泉氏に解説してもらった。(第12回連載、バックナンバーはこちら)
結晶シリコンとのタンデム型太陽電池の技術開発を強化へ
図1に示すように、ペロブスカイト太陽電池及びタンデム型太陽電池の技術開発には多くの企業が国内外で参入している。2024年3月には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が「グリーンイノベーション基金事業 次世代型太陽電池の開発 次世代型太陽電池実証事業」に係る公募を開始した。