再生可能エネルギー設備の導入が進む中、安定的な電力供給のために蓄電池市場の成長が期待されている。これからの蓄電池ビジネスには何が求められているのか。資源総合システム 太陽光発電事業支援部 主任研究員の江澤 直史氏に解説してもらった。(第7回、バックナンバーはこちら)
再生可能エネルギー設備の導入が推進されているが、出力変動が大きく、予測しにくい太陽光発電や風力発電の導入が進むと、安定的な電力供給のために対応が必要となる。太陽光による発電量の多い時間帯には発電量が需要を上回り、電力市場価格が0.1円/kWhになったり、出力抑制により発電が止められる発電所が出ることなどが太陽光発電導入推進の課題となっている。この対応として蓄電池の活用が有効で、蓄電池市場の成長が期待されている。