「太陽光発電に関連する政策動向や技術トレンド、生産体制などは、現在どのようになっているのか?」太陽光発電の最新市場動向について、必ず押さえておきたいポイントを、太陽光発電専門のコンサルティングとして40年以上にわたる経験と実績を持つ資源総合システムの各研究員に、レポートしてもらっている本連載。今回から第3パート「活発化するペロブスカイト太陽電池の実証事業」に入る。
耐環境性確保や安定性が課題となっているペロブスカイト太陽電池。活発化している実証実験では、どんな計画があり、どのような検証がされているだろうか。資源総合システム 企画部 部長 首席研究員の貝塚 泉氏に解説してもらった。(連載第9回、バックナンバーはこちら)
都市、冷寒地、水上などさまざま環境で実証
現在、世界市場を支配している太陽電池は単結晶シリコン型であるが、高い変換効率、軽量・フレキシブル、安価なコストが見込めることから、次世代太陽電池としてペロブスカイト型が世界的に注目されている。