環境用語集
発送電分離【はっそうでんぶんり】
発送電分離とは、発電所と送電システムを、一体運営とせず、いくつかの方法によって独立運営するよう、業務分離をすること。新電力の参入を促し、消費者が低コストで安定した電力を得られることを目的とし、電力会社間の競争力を高めるなどのメリットがある。
分離の方法は、「会計分離」、「法的分離」、「機能分離」、「所有権分離」があり、現在日本では「会計分離」の手法がとられている。電力会社内で送電部門の会計を独立させる手法で、分離度合いが一番低いとされる。分離度合いが低いと、原則として電力の供給は安定し、運用面のコストは低くなるが、競争力の低下や電力の独占などの問題点がある。
2013年2月に、経産省は2017年度をめどに「法的分離」の手法に切り替えることを発表した。「法的分離」とは、送電部門を「送電会社」などの別会社として運営させる手法。電力の自由化と競争力の向上を目指した手法で、欧米では先例があるが、品質・供給、コストに関して問題点も多くあると見られている。
「法的分離」による理想的な循環とは・・

「法的分離」による、アメリカなどが抱える現状の問題点を含む循環は・・

「電力の安定した品質と供給」、「送電システムの合理化と透明性」、「コストの削減」の三位一体のバランスを高く保つことが、「法的分離」に求められる今後の課題となる。
【参考】
政府、電力システム改革法案を閣議決定 20年度までに発送電分離など(2013/4/15)
2018年にも「発送電分離」が実現か 経産省が報告書を発表(2013/3/18)
発送電分離や家庭向けも自由化など、電力システム改革の論点を公表(2011/12/28)
関連セミナー・イベント情報
1/9(木)18:00~19:00
- 環境ビジネス業界《20代の起業準備》ワークショップ[東京・無料]
-
20代で起業したい方を対象に「参加者同士で、環境ビジネスでこれから起業する可能性を模索する」をテーマに取り組んでいただきくワークショップです。コーディネーターは、環境ビジネスキャリアのキャリアコンサルタントです。
1/17(金)13:30~16:45
- 電力ビジネス基礎講座 DR(デマンドレスポンス)編
-
DRは記録的な猛暑や寒波の到来で発動することも珍しくなくなってきています。これからは電力を創ることとだけでなく電力需要を創ることにも事業機会拡大が見込まれます。
1/23(木)13:30~16:45
- 太陽光発電 セカンダリーマーケット 売買契約・査定のポイント
-
売買契約上の留意点は?目利き力を高めるためには何を見ればいいのか?など、法務、契約・デューデリジェンスにおけるポイントについて専門家が解説します。
1/23(木)16:00~17:00
- 第二種電気主任技術者 採用成功セミナー(人事部向け)[東京開催・無料]
-
本セミナーでは、環境エネルギー業界の人事部向け・経営者向けに、第二種電気主任技術者を採用成功ポイントや、他社成功事例の紹介、電気主任技術者の転職事情についてご紹介するためのセミナーです。
2/4(火)13:30~16:30
- 新規事業のための業務提携先の見つけ方・進め方
-
業務提携(アライアンス)がなぜ必要なのか から よりよい提携を進めるためのステップを基礎から体系的に 3時間で一気に解説します。
2/19(水)13:30~16:30
- 安定収益を確保する『バイオガス発電』の事業戦略の立て方
-
食品廃棄物を原料とするものを中心に、バイオガス事業の現状を解説するとともに事業に必要な条件や直面した課題、どのように解消したかなどについてお話します。
関連カテゴリ

