ドイツにおけるモノのインターネット(IoT)と言えば「インダストリー4.0」が真っ先に浮かぶ。インダストリー4.0は製造業の高度なデジタル化とネットワーク化による製造業改革であり、その意味は幅広い。しかし、ドイツIoTと言えば何もインダストリー4.0だけを指すわけではない。ドイツにはインダストリー4.0以外の分野で着実に成長しているIoT企業もいる。今回はそうした企業の中でもエネルギー業界で名の通った「KIWIGRID」を紹介する。
エネルギー転換の根幹はソフトウェア
私は色々な場所で述べているが、エネルギー転換の本質は電源の再エネ化ではない。これは全体のごく一部であり、電源としての再エネにしか触れない議論は、それが系統管理にまで踏み込んでいても本質を捉えていないと言っていい。
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