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最終更新日:2017年12月14日

PID

環境ビジネス編集部
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PIDとは

PID(Potential Induced Degradation)とは、産業用の太陽光発電システムなど、高電圧を発生させる太陽光発電システムで太陽光発電モジュールと、それを支える金属フレームの間で漏れ電流が発生し、出力の低下を招く現象のこと。PID現象、電圧誘起出力低下現象とも呼ばれる。

大規模な太陽光発電システムの場合、多くの太陽光発電パネルが直列に接続されており、フレームとのより大きな電位差が発生する陰極に近いモジュールに影響が出る。著しい場合は90%もの出力低下が見られ、メガソーラーの運営が早くから始まった欧州では、大きな問題となっている。

【参考】
季刊 環境ビジネス 2013年春号 巻頭特集「PID現象対策」

PID耐性を発表した太陽電池メーカー(※発表新しい順)

サンテックパワー

VDE試験所(ドイツ)にて試験。摂氏25度、相対湿度75%で168時間1000Vの直流電圧を印加したが、著しい性能の低下は見られなかった。(2012年11月2日

パナソニック

株式会社ケミトックスにて試験。摂氏60度、相対湿度85%で96時間1000Vの直流電圧を印加したが、著しい性能の低下は見られなかった。(2012年9月20日

カナディアン・ソーラー

Photovoltaic Institute (PI) Berlin(ドイツ)、PV EvolutionLabs(アメリカ)にて試験。(2012年7月30日

京セラ

フラウンホーファー研究機構にて試験。摂氏50度、相対湿度50%で48時間1000Vの直流電圧を印加したが、著しい性能の低下は見られなかった。(2012年7月30日

シャープ

フラウンホーファー研究機構にて試験。摂氏50度、相対湿度50%で48時間1000Vの直流電圧を印加したが、著しい性能の低下は見られなかった。摂氏60度、相対湿度85%、96時間での独自試験でも性能の低下は見られなかった。

Qセルズ

フラウンホーファー研究機構にて試験。摂氏50度、相対湿度50%で48時間1000Vの直流電圧を印加したが、著しい性能の低下は見られなかった。(2012年6月25日


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環境ビジネス編集部

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環境ビジネスは、温暖化防止のための世界で初めての国際協定である京都議定書が1997年に採択されたことを受けて、その翌年創刊しました。当時、『21世紀は、環境の世紀』といわれ、私たちは、新たな時代の到来はもちろんのこと、新たな産業の息吹を感じ、環境に関するビジネスに役立つメディアを出版することになりました。ウェブマガジン「環境ビジネスオンライン」では、環境業界の注目ニュース・最新トレンド・政策・企業情報解説記事など、実務に役立つ情報・サービスを提供しており、多くの実務層の方々にご参照いただいています。

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