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気候変動、世界の潮流

静かに、しかし着実に動き始めた「2015年合意」へ向けての気候変動交渉(1)

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リマ、そしてパリへ

9月の国連気候サミットは、40万人の市民の行進や160カ国以上での市民のアピール活動を背景に、大きな政治的気運を作り出した。「今日、世界の人々の目は、今度はあなた方世界各国代表の交渉官が、気候変動問題解決へ向けて道筋を描けるかどうかに向けられています。」フィゲレス国連気候変動枠組条約事務局長が高らかに読み上げたスピーチで始まった10月の国連気候変動会議は、しかし、これまでと同様、難しい交渉に直面した。

10月20~25日という約1週間の会期で開催された今回の会議は、ダーバン・プラットフォーム特別作業部会(ADP)と呼ばれ、12月にペルーの首都リマで予定されているCOP20・COP/MOP10(国連気候変動枠組条約第20回締約国会議・京都議定書第10回締約国会議)の準備会合に当たる。

現在の国連気候変動交渉は、年末のCOPを中心に、ADPが準備会合の位置づけで年に数回開催されるという形で進めれている。そして、交渉全体としては、来年2015年12月に、フランスのパリで開催されるCOP21・COP/MOP11において、気候変動(温暖化)対策に関する新しい国際枠組みに合意することを目指して進めらている。 今回は3つ大きな論点があった。

(※全文:2,805文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

山岸 尚之(やまぎし・なおゆき)

WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループリーダー

1997年に立命館大学国際関係学部入学。
2001年マサチューセッツ州、ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。
卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連会議での情報収集・ロビー活動などを担当。2011年より気候変動・エネルギーグループリーダー。
また、内閣府・実践キャリア・アップ戦略・カーボンマネージャーワーキング・グループ委員。 2012年よりカーボン・オフセット制度登録認証委員。
主な著作に「地球環境問題解決のための国際協調」(第5章)池尾靖志/編 『平和学をはじめる』(2002年)晃洋書房、「アメリカ議会および西部5州の動向」 諸富徹・山岸尚之/編『脱炭素社会とポリシーミックス』(2009年)日本評論社。

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