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気候変動、世界の潮流

米中欧州目標発表と積みあがるGCF拠出で国連気候変動

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アメリカと中国の目標発表

2014年11月12日、アメリカと中国が、新しい温室効果ガス排出量目標を共同で突如として発表した。このニュースは、気候変動問題に取り組んでいる国際的なNGOのネットワークの中でも驚きをもって迎えられた。

前回までの連載で述べてきたように、現在、各国は2015年3月までに、新しい温室効果ガス排出量削減目標を提示することが期待されている。それらの目標は、2020年から始まる新しい国際枠組みの中での目標として、2025年や2030年を目標年としたものである。

今年に入ってから、国連気候変動交渉や国連気候サミットの場で、アメリカや中国は、この期限に間に合わせて発表するという趣旨の発言は繰り返していた。このため、これらの国が期限通りに発表すること自体は、ある程度は予想されていた。

しかし、そのタイミングがここまで早いとは考えられておらず、どんなに早くても、今度の12月のCOP20(ペルーの首都リマで開催)の後、つまり年明けであろうと思われていた。それだけに、今回のこのタイミングで発表されたという事実は、2015年12月のパリでのCOP21において、新しい国際枠組みを成立させることへの両国の強い意志の表れだとして、WWFを含め多くの環境NGOは歓迎の声明を出している。

(※全文:3,906文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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この記事の著者

山岸 尚之(やまぎし・なおゆき)

WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループリーダー

1997年に立命館大学国際関係学部入学。
2001年マサチューセッツ州、ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。
卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連会議での情報収集・ロビー活動などを担当。2011年より気候変動・エネルギーグループリーダー。
また、内閣府・実践キャリア・アップ戦略・カーボンマネージャーワーキング・グループ委員。 2012年よりカーボン・オフセット制度登録認証委員。
主な著作に「地球環境問題解決のための国際協調」(第5章)池尾靖志/編 『平和学をはじめる』(2002年)晃洋書房、「アメリカ議会および西部5州の動向」 諸富徹・山岸尚之/編『脱炭素社会とポリシーミックス』(2009年)日本評論社。

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