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小水力発電の最新動向と事例

村の発電所復活 ―佐那河内村営新府能発電所―

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旧府能発電所

佐那河内村(さなごうちそん)は徳島市中心部から役場まで16km、約30分の距離にある人口約2,600人、棚田が美しい徳島県唯一の村である。旧府能(ふのう)発電所は1922年(大正11年)に佐那河内水力電気株式会社により建設された、最大出力 300kW、常時出力120kWの発電所であった。旧発電所は園瀬川の源流から取水し、調整池、ヘッドタンク、総落差290mの圧力管路を経て横軸単射ペルトン水車及び同期発電機で発電していた。

旧発電所は1973年に廃止され、設備は四国電力から村に譲渡された。その後、水圧管路跡に導水用コルゲート管が設置され、佐那河内村が所有し、2用水組合が利用する農業用水として活用されている。また、当時の水車・発電機、制御盤等主要な設備は、調整池近くの資料館に当時の写真と共に展示されており、児童学生のみならず、水力発電に携わる者にとっても国産水力発電装置の貴重な資料となっている。

(※全文:1,883文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

森 英雄(もり・ひでお)

一般社団法人 徳島地域エネルギー参事(小水力担当)

1948年徳島県生まれ。 愛媛大学理学卒、大塚製薬株式会社で新医薬品の研究開発に従事。 1997~2008年日本製薬団体連合会フロン検討部会長、1999年から国連環境計画モントリオール議定書Medical Technical Options Committee委員。 2010年から地域のための再生可能エネルギー利用活動に参加。 2012年、一般社団法人徳島地域エネルギー設立に参画。

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