「グリーンファンド」という存在をご存知だろうか? 名前の通り「地球の低炭素化事業」を応援するために環境省が6年前に作ったもの。一般社団法人グリーンファイナンス推進機構に設置した基金(グリーンファンド)を通じて、民間資本を活用した地域の低炭素化事業の創出を応援する。原資となるのは税金で、年間の予算規模は40~50億円。その出資によって、事業者の資本力の強化と民間投融資の呼び水となることが狙いだ。
「税金を使っていますから、民間のファンドとは違った特徴が2つあります。CO2排出削減効果と地域活性化効果です。出資事業ですので、確実性と健全性が問われ、また、私たちの存在が民間の他の事業やファンドを圧迫しないことも気を付けなければなりません」とグリーンファイナンス推進機構の事業部ディレクターである岡本 崇史氏と山田 宏氏は説明する。
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