2007年に、音楽家の坂本龍一氏らが中心となって設立された、一般社団法人 more trees。「都市と森をつなぐ」をテーマに間伐や植林を通した森林保全活動やカーボン・オフセット事業、木材を活用したプロダクトの開発などを行っている。企業などとのコラボレーション活動も積極的に行う同団体の水谷氏、河野氏に、環境と都市、そして経済とのかかわりについて伺った。
都市と森との間に「価値の循環」をもたらす
運営の柱として、「森と都市との架け橋となるような活動を通じ、双方の価値の循環を促していく」(PR・コミュニケーション 河野明日実氏)ことを掲げるmore trees。ここでいう「都市と森をつなぐ」とは、セミナーやツアーなどで「人」と森をつなぐこと、国産材プロダクトなどの「もの」を届けること、カーボン・オフセットで「空気」を変えること。そして東日本大震災以降には、被災地支援プロジェクト「LIFE311」が加わり現在の形となった。
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