東北大学大学院工学研究科には、AIを使った音声言語情報処理から次世代のエネルギーである水素の利活用まで、幅広い専攻がある。技術研究の実用化に向け、企業とはどのような連携を行っているのか。多様な工学研究を社会に役立てる上で重視していることなどについて、伊藤彰則教授と髙村仁教授に聞いた。(連載第10回、バックナンバーはこちら)
AIスピーカーから水素まで 幅広い研究分野
近年、音声で指示を出すことで反応するスマートスピーカーなどが広く利用されるようになった。東北大学大学院工学研究科長の伊藤教授は、音声言語情報処理を専門とする通信工学専攻で、こうした人間と声で対話するAIの応用に取り組んでいる。