中央大学大学院 理工学研究科は、専攻横断型の副専攻制度を導入している。自分の専攻とは別に、新しい分野の学問や横断的な学びを深めることができる仕組みだ。副専攻長のホーテス・シュテファン教授と、応用認知脳科学研究室の檀一平太教授に、Global Sustainability Science副専攻のカリキュラムや特長について、詳しく話を聞いた。(連載第11回、バックナンバーはこちら)
生態系と人間の関わりをマクロな視点で研究
中央大学理工学研究科の修士課程に設置されたGlobal Sustainability Science副専攻は、持続可能性を追求するグローバル人材を育成することを目指している。副専攻長のホーテス教授は、動物好きが高じて、生態系と人との関わりに興味を持つようになったという。「湿地や農地、森林などを舞台として、生態系と人との相互の関わりを研究しています。研究にあたっては、衛星画像などのリモートセンシングで得られたデータや、フィールドワークで得た情報を解析します」と話す。