環境コンサルタント 村上 敦
最終更新日: 2014年06月23日
ドイツは2050年までに「エネルギーシフト」、正確にはエネルギーヴェンデ(=エネルギー大転換、維新)を実施することを2010年秋に決議した。ドイツというエネルギー消費量が大きい工業先進国において、電力にウェイトを置いた再生可能エネルギーでほとんどすべてのエネルギーを供給することになる。同時に、エネルギー消費量を2050年までに半減する。これまでコラムで描いてきた再生可能エネルギー推進と省エネ対策を結びつけるドイツの地域暖房について考察する(その1)。