ドイツ・エネルギー事情

再生可能エネルギーと省エネを結びつける地域暖房(その1) ~地域暖房の意味~

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ドイツは2050年までに「エネルギーシフト」、正確にはエネルギーヴェンデ(=エネルギー大転換、維新)を実施することを2010年秋に決議した。ドイツというエネルギー消費量が大きい工業先進国において、電力にウェイトを置いた再生可能エネルギーでほとんどすべてのエネルギーを供給することになる。同時に、エネルギー消費量を2050年までに半減する。これまでコラムで描いてきた再生可能エネルギー推進と省エネ対策を結びつけるドイツの地域暖房について考察する(その1)。

ドイツ・フライブルグ市の地域暖房の蓄熱タンク
ドイツ・フライブルク市で人口3万人の熱需要を支える地域暖房の蓄熱タンク
地域暖房の蓄熱タンクがこの先、どのように、どれぐらいの規模感で系統安定化に寄与するのか。 未来はまだ未定ですが、少なくともある程度の規模感は必要なことだけは分かっています。

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