ここまでのコラムで、ドイツが推進しようとしている2050年までの「エネルギーシフト」、正確には「エネルギーヴェンデ(エネルギーの大転換)」について解説してきた。再エネのイノベーションについて3回、省エネについて3回、地域暖房とコジェネという高効率化対策についての3回で、おおよその概要はお分かりいただけたかと思う。連載の締めくくりとしてエネルギーシフトにまつわるアレコレを3回にわたって述べる。
再生可能エネルギーによる発電について、ドイツでは、日本では考えられていないレベルでイノベーションが起こっている、あるいは起こりうる環境が整っていることを、この連載のはじめの部分で述べました。(ドイツのエネルギーシフトがもたらした市場とイノベーション(その1))