ドイツ・エネルギー事情

ドイツのエネルギーシフトがもたらした市場とイノベーション(その3)

  • 印刷
  • 共有

ドイツは2050年までに「エネルギーシフト」、正確にはエネルギーヴェンデ(=エネルギー大転換、維新)を実施することを2010年秋に決議した。「決めた」ことによって出現している市場について、そこで行われているイノベーションについて考察する(その3)。

前回までのあらすじ

2022年に脱原発、2050年までに脱化石を決議したドイツ。エネルギー消費量が大きい工業先進国において、大々的な省エネでエネルギー消費量を半減し、残りのエネルギー需要を、電力にウェイトを置いた再生可能エネルギーで供給するという野心的な取り組みである。それを政治的に決めたことによって、問題が噴出。しかし、その問題を解決するための市場がドイツには出現している。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事