ドイツ・エネルギー事情

電力市場2.0、インダストリー4.0、IoT、エネルギーシフトが起こす大変革

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環境ビジネスオンラインでは、先週、先々週と「インダストリー4.0と仮想発電所(前編後編)」で取り扱われました。ここで、少しだけ「電力市場2.0」での改正ポイントと、それが産業市場に与えるインパクトについて、インダストリー4.0との関連で、具体的にどのような姿になるのかを紹介します。

現在までの状況整理

ドイツのエネルギーシフトは、いよいよ本格的に第二段階に突入しました。熱部門では、建物の省エネ改修を柱にして着実に一次エネルギー供給量を削減しています。電力部門では、2022年脱原子力の工程表に変化はなく順調に進んでおり、すでに遅すぎた感もありますが石炭・褐炭発電の廃炉・縮小対策にも政府は手を付け始めました。再生可能エネルギーによる年間発電量は2014年末で27.8%(ドイツ国内全電力消費量比)となり、陸上風力発電は現在も快調に設置量を伸ばしていることから、風況次第では2015年末には30%の大台にも届こうというところです。

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