アスベストに関する様々な法規制は厳しくなる一方である。そこで全12回の連載を通してアスベスト問題と企業リスクについてまとめる。第10回では条例により法令以上の規制を行う自治体を紹介した。第11回ではアスベスト規制に関わる各省庁が共有する建設リサイクル法の届出についてまとめる。
建設リサイクル法とは、建設工事に伴う廃棄物の中で特に発生量・埋立処分量が多い特定の資材について分別解体・再資源化を促進することを目的として制定された。そのため、建設リサイクル法はアスベストの除去や排出を規制することが目的ではないが、特定建設資材にアスベスト等が付着していると再資源化が困難となるため、事前調査や届出においてアスベストの使用の有無に関する情報の記載も定めている。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)