全量買取制度、価格決定! 特集記事

太陽光発電事業のカギを握る「設置方法」(1) 軽く、安く、強く進化する架台

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震災とその後の原発事故による自然エネルギーへの関心の高まりに加え、2012年に始まる再生可能エネルギーの全量買取制度が追い風となって、自然エネルギーの代表格である太陽光発電の導入がトレンドになっている。同時に量産化によってモジュールや周辺機器のコストも低下しているなか、長らく高止まり傾向にあった設置工事費も徐々に下降し始めた。その理由の1つが架台の多様化だ。

従来、モジュール架台の設置にはコンクリートの下地を造成して固定する煩雑な基礎工事が求められ、それに必要な人件費や工期の長さが高コストにつながっていた。また、陸屋根に設置する場合には、工事の過程で屋根に穴を開ける必要があるため防水加工が求められ、さらに場合によっては何トンにも達する荷重負担に対するメンテナンスなどもコストを引き上げてきた。しかし近年、産業用、住宅用ともにコンクリート製の基礎工事を必要としない様々な架台が登場し、コスト軽減に貢献するようになってきている。

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