
国土交通省は2025年6月27日、交通政策審議会交通体系分科会第1回地域公共交通部会を開催した。人口減少による利用者の減少や人手不足などから、地域の足とも呼ぶべき路線バスや鉄道等の廃止・減便が年々増加している。
2008年度~2023年度にかけて路線バスは約23193㎞、鉄軌道は約632.9㎞が廃止され、多くのバス・鉄道事業者が赤字となっている。地域交通は住民の買物、医療、教育のアクセス手段として、将来にわたる持続可能な地方創生の基盤となるものであり、「地域の足」確保に向けた対策が求められている。