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ドイツ・地域再エネ

VWの本社食堂がベジタリアン料理のみに 肉を食べずに気候保護?

ドイツで車メーカーといえば、真っ先にフォルクスワーゲン(VW)を思い浮かべる人が多いだろう。VWの名物は車だけではない。実はドイツではVW自家製カレーソーセージが有名である。社員の福祉厚生の一環として本社工場の敷地で製造してきた。しかしこの名物カレーソーセージが、この春より本社の社員食堂から姿を消した。なぜなのだろうか。

一般企業とは一線を画すVW

VWは、ドイツ北部ニーダーザクセン州のヴォルフスブルクに第二次世界大戦前のナチス政権下で設立された。ヴォルフスブルクは何もない田舎であったが運河が近くにあるため適地とされ、会社が生まれてから街ができたようなものである。
フォルクは国民または庶民、ワーゲンは車の意味だから、まさに社名は「国民車」である。当時は国と州による公社だったが、現在は民間企業となっている。
しかし株の20%を州が保有しており、VW法という国の法律により、多数決でなく20%の反対があれば議決できないようになっている。つまり州が賛成しなければ物事は進まず、州知事が監査役を務めており州の意向が強く反映されている。そのため一般企業と違って投資家の餌食となる心配はなく、VWが儲かれば州も恩恵を受ける。
VWの名を冠したVW財団は研究組織や学者に補助金を出しているが、ディーゼルスキャンダルで売り上げが落ちた際、多くの研究分野で補助金がカットされ打撃を受けた。

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