ドイツ北部のハノーファー郊外に位置するオーガニック農場グート・アドルフスホフは、シュタイナーの人智学を基礎としたバイオダイナミック農法(ドイツ語ではビオディナミ農法)を実践している。野菜やハーブを栽培しているほか、牛やヤギがおり、木工工房やチーズ製造施設もある。障がいを持つ人、持たない人が共同生活をしながら働く場となっており、セラピーの場でもある。
バイオダイナミック農法とは
人工的な農薬や肥料はいっさい使わない自然な農法で、「地球を世話する」農業ともいわれる。生産量や効率性の追求ではなく、昔からあるさまざまな種子を保存し栽培するなど多様性を重視している。肥料に牛の糞尿や角を使ったり、また種まきなど農作業に天体の動きを考慮するなど独自の方法でしているのが特徴である。
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