ドイツ・地域再エネ

世界初の高レベル核廃棄物処分場 フィンランドのオンカロ

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昨年、初めてフィンランドに足を踏み入れた。2020年代稼働を予定している、世界初の高レベル核廃棄物最終処分場オンカロを見に行くためだ。処分場には入れなかったが、オンカロのインフォセンターを見学し、フィンランドの町並みを見て、地元の関係者と話をし、フィンランドを少し理解した気がした。

ムーミンとデザインの国

フィンランドは日本とほぼ同じ面積の国土に、約550万人が住む。人口は日本の23分の1で、森林資源による木材や製紙、パルプを主幹産業とする。冷寒地で、冬は暗く長い。2017年電力は主に原子力(25%)、水力(17%)、バイオマス(13%)でまかなわれており、輸入は24%だった。原発は国土南部のロヴィーサ原子力発電所とオルキルオト原子力発電所に各2基、計4基が1970年代終わりから稼働している。

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