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新展開を見せるスマートグリッド

最終回 ― なぜ、現行のスマートコミュニティ路線ではだめなのか

スマート研究会

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今回は新連載「新展開を見せるスマートグリッド」の連載18回目として、「なぜ、現行のスマートコミュニティ路線ではだめなのか」について解説してみたいと思います。

項目としては、1.個別の「点」だけで、日本全体の「面」に対応できない、2.「プランA」はイノベーション(革新)とインベンション(発明)を混同、3.「プランA」は、技術で優位に立てば事業でも優位に立てるとナイーブに思い込み、4.「プランA」には、「死の谷」を乗り切るための戦略が欠如、5.必要なのは、「死の谷」をなくすという問題解消型のアプローチの5つです。

今回で18回続いた連載が一区切りとなります。長い間、お読みいただき有り難うございました。

個別の「点」だけで、日本全体の「面」に対応できない

連載13「電力システム改革とスマートグリッド」で解説したように、政府における現行のスマートグリッドやスマートコミュニティの推進に関する路線は、スマートグリッドの技術面だけにフォーカスし、横浜市、豊田市、けいはんな学研都市、北九州市など特定の地「点」において技術実証を5年間行い、その成果を6年目以降の実用化というアプローチです。このアプローチを「プランA」と呼ぶこととしたいと思います。

これでは、電力小売り完全自由化、発送電分離などの「電力システム改革」かもたらす「電力大改革時代」の「面」、すなわち日本全体の課題に対応することは到底できないことは明らかですが、さらに、「プランA」には方法論として次のような誤りがあります。産学連携推進機構理事長(前東京大学特任教授)の妹尾堅一郎さんの『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』を参考にして考察したものです。

(※全文:2,764文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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一般社団法人スマートプロジェクトの中に設けられた研究会。スマートプロジェクトは2010年2月に設立され、小宮山宏(前東大総長、三菱総研理事長)[敬称略]を会長とし、牛山泉(足利工業大学学長)、國領二郎(慶應義塾大学教授)、須賀唯知(東京大学教授)、寺島実郎(日本総合研究所理事長)、豊田正和(日本エネルギー経済研究センター理事長)、村井純(慶應義塾大学教授)[敬称略、五十音順]よりなるアドバイザリーボードの下に活動。

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