電力事業7つの大罪

「奇襲」の定石 「奇襲編その弐」

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新電力事業者は、電力会社にとっての侵略者であるということ

クラウゼヴィッツ

前回、「小売電気事業者の奇襲作戦」について取り上げたところ「真田丸」の影響もあったからなのか、方々から歴史的な戦術についてお問い合わせをいただきました。源義経の鵯越の坂落し、織田信長の桶狭間といった定番から、ハンニバルのアルプス越え、ナポレオンのポーランド戦争など海外ものまで幅広くご意見を頂いております。

私はクラウゼヴィッツの戦争論などを読んで「天才の破り方」に関心を持つタイプですので、いわゆる天才的な軍事指導者による電撃戦というのは、そうそう模倣できるものではないと思ってしまうのです。それより、羽柴秀吉の中国大返しや賤ヶ岳の戦いのような「◯◯時間で△△キロを踏破、それも沿道の住民に予め食糧を準備させ、兵士は身一つで移動」というような、軍事的統帥力だけでない行政力まで総動員させる戦術の方により凄みを覚えてしまいます。もちろん、羽柴秀吉も十二分に天才的な人物であると思うのですが、周囲に竹中半兵衛、黒田官兵衛のような軍師だけでなく、石田三成、増田長盛のような優秀な行政官がスタッフにいたからこその離れ業だとは思うのですが。

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