2010ごろから都市のエネルギー効率化を主な目的としてスマートシティ構想が提唱されるようになってきた。前回(ASEANのスマートシティ構想)はASEANの中でも特にスマートシティ先進国であるシンガポールと、GDP総額が大きなタイに触れたが、今回は「ASEANスマートシティ・ネットワーク」に選定されているその他の都市の現状と、どのような方向性のスマート化が求められるのか、そのあたりを取り上げてみたい。
ASEAN Smart City Network
「ASEANスマートシティ・ネットワーク」はASEAN各国から26都市を選出し、各都市においてスマートシティ開発促進を目的として2018年にスタートした。ASEAN全体での取り組みとして対象エリアや活動範囲を大きくすることにより域内・域外の民間企業・諸外国から様々な連携の動きも出始めてきている。
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