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入門廃棄物道場 Vol.2-E おから事件

環境ビジネス編集部

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リサイクルの環境負荷を測定するWLCAツールで「おから事件」を考える

「おから」が廃掃法の対象となり、最高裁で審議

健康によい食品として知られる豆腐。その製造で出る「おから」が廃掃法の対象となり、最高裁で審議された。

有価なら廃棄物でないとはかぎらない

平成11年に最高裁まで争われた「おから事件」をご存知だろうか。事件は豆腐をつくるときに出るおからから飼料をつくっていた会社が無許可営業であるとして保健所から営業中止の勧告を受けたことに始まる。おからを有価物として購入していたため、飼料会社は廃掃法の対象ではないと解釈していた。

ところが最高裁はおからを産業廃棄物と判断したのである。

法律では廃棄物は「自分で利用したり、他人に売却したりすることができなくなり不要となったもの」と定義づけられている。この事件ではおからは有価で取引されていた。ところが、判決の趣旨では、廃棄物は「その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無、および業者の意思を総合的に勘案して」判断すべきというもの。つまり「有価で取引されているから廃棄物処理業の許可は不要」という理屈は通らないということだ。

わかりにくい法解釈 まず法律の目的を考える

法律をどう解釈するか、廃棄物処理の現場では頭を悩ませている人も少なくない。適切に判断するためにはどうしたらいいのだろうか――。田中勝氏(廃棄物工学研究所所長、工学博士)は「法律は汚染を防ぐための手段。何のための法律なのか、目的を考えることが大事」だという。

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