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国を挙げたエネルギー転換の実現に貢献するドイツの自治体

黒い森の中の再エネ村:フライアムト(後編)

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フライアムト村の多様な取り組み

前編ではバーデン・ヴュルテンベルク州のシュバルツバルト(黒い森)のなかにある再エネ村、フライアムト村が風力に取り組むことになったきっかけについて紹介した。風力で知られるフライアムト村だが、現在村にある設備は以下のとおりである(前編の表1を再掲)。

表1:フライアムトの再生可能エネルギー設備

設備容量 総発電量に占める割合
風力 12,750kW
(Freiamt Windmühlen GmbH & Co.
Beteiligungs KG 所有のEnercon社製風力発電機が6基)
67%
太陽光 4,383kW
(個人所有が300件以上)
17%
バイオガス 613kW
(2台)
15%
バイオマス 不明
水力 (4カ所) 1%
太陽熱 太陽熱集熱器が150件以上
排熱 不明

出典:各種資料より作成

南ドイツの伝統的な農家は建物が大きいため、屋根上のPVが設置可能な面積は広い。そのため一軒の農家で100kW以上のPVが設置可能なケースもある。フライアムト村にはこういった規模の大きい個人所有の太陽光発電が300件以上設置されており、その合計は4MW以上にのぼる。つまり、村の太陽光発電はすべて個人所有だ。

(※全文:2,726文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

西村 健佑(にしむら・けんすけ)

コンサルティング会社、調査部勤務

1981年大阪府出身。立命館大学経済学部卒、2005年に渡独し、ベルリン自由大学環境政策研究所にて環境学修士取得。同研究所博士課程在籍中にベルリンの調査会社に勤務しはじめ、現在は日本やドイツの顧客からの依頼を受けて調査、通訳、翻訳を手がける。業務では国の政策から地方の取り組みまで、ドイツを中心に環境・エネルギー政策をカバー。専門分野は電力及び省エネ政策。共訳に『緑の産業革命(昭和堂)』など。
ICH Industrieanlagen, Consulting und Handel GmbH

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