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国を挙げたエネルギー転換の実現に貢献するドイツの自治体

黒い森の中の再エネ村:フライアムト(前編)

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再エネの割合がついに70%の大台へ

2015年7月25日、ドイツ国内の太陽光風力発電の電力需要に占める割合が過去最高の74%を記録した。これにバイオマスと水力を加えた再エネの合計は推計で78%である。これは素晴らしい記録である一方、電力システムを安定的に運営するために再エネと組み合わせる蓄電技術の重要性がますます増してきている。

風車と揚水発電を組み合わせる実証実験が建設へ

そこで、南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州にあるガイルドルフでは、今年の秋から風力と揚水発電を直接つないで蓄電するオンショア風力+揚水発電の実証プロジェクトの建設がスタートする。図2が示す通り、ガイルドルフのプロジェクトは風車近くの揚水発電用の溜池を利用すると同時に、風車のタワー部を巨大な水槽にして小型の揚水発電システムを設置するという仕組みだ。この二重の揚水発電により、風車が発電する電力を無駄にすることなく蓄えることで石炭火力依存を極力減らしていく方針だ。

(※全文:2,791文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

西村 健佑(にしむら・けんすけ)

コンサルティング会社、調査部勤務

1981年大阪府出身。立命館大学経済学部卒、2005年に渡独し、ベルリン自由大学環境政策研究所にて環境学修士取得。同研究所博士課程在籍中にベルリンの調査会社に勤務しはじめ、現在は日本やドイツの顧客からの依頼を受けて調査、通訳、翻訳を手がける。業務では国の政策から地方の取り組みまで、ドイツを中心に環境・エネルギー政策をカバー。専門分野は電力及び省エネ政策。共訳に『緑の産業革命(昭和堂)』など。
ICH Industrieanlagen, Consulting und Handel GmbH

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