自治体が関与する地域新電力(自治体新電力)の設立が全国で相次いでいます。地域新電力は限定された地域内を対象に電気供給や他のサービスを行う小売電気事業者で、自治体が関与するものだけでも平成28年12月末時点で20社以上(発表段階のものを含む)にも上ります。ここでは、これら地域新電力を整理し、それぞれの特徴・狙いについても考察していきたいと思います。地域新電力を検討している自治体職員や事業者の方々の参考になれば幸いです。
まずは、自治体の関与する全国の地域新電力(表1)と、設立の主な目的(表2)を一覧にまとめました。これら全国の地域新電力について、「自治体出資」「需給管理」「自治体所有電源の活用」「電力供給先」を軸に以下のとおり分類し、考察を加えます。
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