連載「再エネビジネスの視点で捉える電力業界における最近の注目動向」第16回。2021年の需給調整市場の開設によって、蓄電池やデマンドレスポンス(DR)が改めて注目を集めている。新たな論点となっている「機器点計量」の導入についてはどのような影響が予想されるのか。再エネ電力事業の最前線で立上げ・運営をリードした小嶋 祐輔氏が解説する。(バックナンバーはこちら)
前回に続き、蓄電池・デマンドレスポンス(DR。需要地点において、電力消費の抑制や促進をする活動全般を指す)の活用にクローズアップしていく。今回は、DRの現況と需給調整市場の動向について解説する。