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LED照明 ― 最前線のデザイン

ミラノサローネ ― 有機ELは素敵なもの

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前回に引き続き、ミラノサローネのはなし。今年、3つの会場を手伝わせて頂いたことは先週にも触れた。

そのうちのひとつがカネカの有機ELを展示する会場のデザインである。LEDの陰に隠れてしまう感は否めないにせよ有機ELが次世代光源として、世間の注目を集めるようになってから久しいことは周知であろう。ミラノサローネでも2010年あたりから有機ELメーカーの展示は盛んである。僕も今回は2011年のカネカ有機ELの展示デザインに参加して以来、二度目の参加である。

ミラノサローネ展示 2013年「infuse」

ミラノサローネ展示 2013年「infuse」
照明は岡安氏、空間のデザインにシナトを主催する大野力氏、天井にさげるテキスタイルに安東陽子氏、音楽には畑中正人氏 ―― 第一線で活躍するメンバーで、有機ELからでる光が最も美しく感じられる空間をつくりあげた。オランダのデザイン誌「FLAME」でミラノベストインスタレーションの第3位に選ばれている

有機ELの印象

有機ELという光源の詳細は他に譲るとして、第一印象はとにかく薄い。一ミリ程度の厚みしかない板が明るく光るのだから初めて見た時には本当に驚いた。

デザイナーの驚きは僕を含めて、皆一様だったのだろう。なぜならその後、見る有機ELを利用したプロトタイプの器具はみんな薄さが強調されたデザインになっているから。

実際に、デザインの依頼を受けたら僕だって薄い器具をデザインしたい。しかし、もはや後追いのようで口惜しいからやらない。ただ意地を張っているだけなのだが、薄くてかっこいいプロダクトを僕より上手くデザインする人間は掃いて捨てるほどいるのも事実だと思う。

(※全文:1,539文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

岡安 泉(おかやす・いずみ)

株式会社岡安泉照明設計事務所 代表

1972年神奈川県生まれ。1994年日本大学農獣医学部卒業後、生物系特定産業技術研究推進機構に勤務、1999年より2007年まで照明器具メーカー勤務のほか、2003年super robotで活動開始、2005年ismi design office 設立。2007年岡安泉照明設計事務所に改称。

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