連載第3回目では、パーソナル・ナッジに向けてモデル化された、省エネ行動の実行要因モデルについて解説しました。今回は、このモデル化の成功のポイントを、三浦輝久氏(電力中央研究所 上席研究員)、服部俊一氏(電力中央研究所 主任研究員)、澤井大樹氏(イデアラボ 代表取締役)、および伊藤言氏(イデアラボ 研究員)へのインタビューを交えて考察していきます。加えて、本モデルを応用することによるナッジの新たなフレームワークを提案したいと思います。
まずは家庭内の省エネ行動を網羅的に把握することからスタート
――本研究では、省エネ行動のパーソナル・ナッジを実現するために、まず家庭内の省エネ行動のメカニズムを明らかにしています。なぜ、そのようなアプローチを取ったのでしょうか?
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