前回の連載(第5回)では、1万人のパーソナリティを分析して明らかとなった省エネ行動に関する個人差を、三浦輝久氏(電力中央研究所 上席研究員)、服部俊一氏(電力中央研究所 主任研究員)、澤井大樹氏(イデアラボ 代表取締役)、および伊藤言氏(イデアラボ 研究員)へのインタビューを交えて考察しました。今回も、引き続き同4名へのインタビューを交えて、省エネ行動に関する個人差を考察していきます。
省エネ行動には道徳性と衝動性に関する個人差が特に影響
――1万名に対するアンケート調査によって得られた結果を分析することで、心理的・社会的個人差が省エネ行動に対してどのように影響するかについて、体系的に明らかにすることができたということがわかりました。その他に、アンケート調査によって得られた結果を分析することで、省エネ行動に関するタイプを心理学的なアプローチで分類することに成功したということですが、どのような成果が得られたのでしょうか?
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