前回までの連載(第14回~15回)では、省エネビジュアルナッジがどういったものであるのか、またどのような経緯で生まれたのかということをご紹介しました。
今回は、省エネビジュアルナッジの効果や同ナッジの活用を推進していくために求められることを引き続き糸井川高穂氏(宇都宮大学 助教)へのインタビューを通じてご紹介します。
なお、今回は、政府による外出自粛の要請を踏まえ、オンラインによるリモートインタビューを実施しています。
照明や空調のスイッチに省エネビジュアルナッジを仕掛けた際の効果
省エネビジュアルナッジの効果は、病院の診察室を利用した省エネ実験(※1)によって明らかにされています。
※1 三浦正明, 久村真司, 中条光伸, 糸井川高穂, 人間心理に基づく省エネルギー行動誘発に関する研究(第1報)病院施設での省エネルギー行動誘発ツールによる省エネルギー効果(空気調和・衛生工学会学術講演論文集), 2019
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